Googleマップは面白い
Googleマップを見ていると体感時間がとても早く流れていく。
仕事を終えて寮の食堂でご飯を平らげると、とりあえず短パンとヒートテック一枚になってベッドに転がることが多い。
ツイッターを眺めたり、はてなブログを読み流したりするんだけど、結局はGoogleマップに落ち着く。
行った事のない街を観光気分で見るのも楽しいけど、どっちかというと微妙に知っている街を航空写真で眺めたり、ストリートビューでふらふらサイバー散歩するほうが好きだ。
行った事がある程度の街の記憶は断片的なもので、写真のように二次元な記憶でしかない。
下から見上げる白木屋の看板、ビルの間を横切る小ぎれいな高架、急に現れる草ぼうぼうの空き地なんかの画像だけが僕の頭の中にあって、そういう単独のシーンごとでしかその街を知らない。
Googleマップを見ていると、そういう自分の頭の中の画像と、その画像同士をつなげるぼんやりとした部分が浮かぶ上がってくるような感じがする。
このことを考えるとき、なんというか、赤血球や白血球と血しょうのような関係に似ているなと思う。
血液というものは赤血球なんかの間隙を血しょうとよばれる液体成分が満ちていて、その血しょうの海にプカプカと浮かぶように、血液の構成要素が流れていくらしい。
これって街に当てはめても似ているな、と最近思った。
大阪の天王寺のあべのハルカスや、浪速区の通天閣や、梅田のスカイビルなんかの大阪のメインの構成要素の間を埋めるように、その他の有名・無名の建築物やインフラが満ちている。ただ、街の場合は建築物でなくて、僕たちが動き回ることで生きている。
Googleマップのサイバー散歩をすると街の中を動き回れるので、街が生きている、ということをお手軽に実感できて面白いなと思っているのかもしれない。
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今はRICOHの全天球カメラが欲しい。
360°写真が撮影できるらしく、しかもそれをGoogleマップに投稿できるとのこと。
こうやって自分の見た世界を公表してみても楽しそうだ。