団地の中から

人間の“場所”について考えるブログです

しんどさを乗り越えちゃうのは危険

今日は出勤したけど結構心に余裕があった。

僕の部署は年末年始は出勤不可避なんだけど、今日は他の先輩や上司も、目先のタスクについてはそこそこ心穏やかなようだった。いい感じ。

そんな感じで人がほぼいないオフィスでのんびり図面を見たりしていた。

 僕はオフィス特有の、ガヤガヤした感じとか、あるいは人がいっぱいいるのに静かな感じとかが苦手で、なんかとにかく人がたくさんいる空間があまり得意ではないのかもしれない。

だけど、都心部のガヤガヤ感は不思議と落ち着く。きっと周りの人はみな知らない人で、これからもう二度と会わないかもしれないくらい刹那的な出会いだから平気なんだと思う。

山の風景が刻一刻と変化していくのと同じだと思う。人込みも草木や川のように変わり続ける自然の風景のひとつなのかもしれない。

 

 そういうことを就業時間中にふわ~と思いついてしまうほど、今日はフラットな気分だった。ブラインドでざく切りにされた夕日がめちゃくちゃきれいだった。

 

 朝、しんどいなぁ会社行きたくないなぁっていう感情はたぶんみんなあるんだと思うけど、なんやかんやみんなそれを乗り越えていく。

この朝行きたくないなぁという感情を乗り越えるというのは、僕にとっては太ももくらいの階段をドッコイショと登るようなものだ。

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仕事終わったときの開放感がたまんないのは、これくらいの高さなら飛び降りるのが気持ちいいからだ。

 

 けど毎日毎日そんな風に段差を上ったり下りたりしてると、だんだん体が疲れてきてしまう。

だから、一回上ったらもうしばらく下りないで、ずっと上ったままで過ごしていた方がある意味ではラクなんだと思う。

 そういう生き方が向いていない人が無理して選ぶと、考えたくないのにずっと仕事について考え続けるようになってしまう。僕はそういう風になりたいとは思わない。

段差の下りかたがわからなくなって、ほんな小さな段差でも下りるのが怖くなってしまうかもしれないから。

これからも、こまめに会社に行きたくないなぁと思ってまいります候。