団地の中から

人間の“場所”について考えるブログです

団地#03 和泉市営幸団地

 大阪府和泉市の幸団地を訪れた。

JR阪和線の信太山駅で降りて、しばらくなだらかな坂を上っていった。

この辺りは幸団地だけじゃなくて、旭団地とか山手団地とか、いろいろな団地がある。

もう少しぐるり回ってみたかったが、そろそろ日も暮れかけだったので少し眺めた。

 普通電車だけが止まる駅。

GoogleMapでこういう駅のレビューを見ると、アニメアイコンの若者だったり、ヤンキーの入ってそうな若者だったり、おじいちゃんだったり主婦だったりといった地元の面々が各々の感性で口コミを書いている。

いろんな人が同じ改札を使い、毎日を生きているんだと妙に実感してしまう。

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 饒舌に語るような外観。排水管や室外機、階段部分の面取りした手摺壁なんかがとてもおしゃべりに語り掛けてくるようだ。

 色の深みがかっこいいが、夕時なのにあまり明かりがともっていないのは人が少ないからだろうか。

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ここにも増築されたエレベーターシャフトが。

これ以外の住棟にはエレベーターはなさそうだったので、試験的に導入してみたのだと思う。

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横から見ても規模の大きさがよくわかる。

この一帯も市営住宅だがいろいろなデザインの棟があって面白い。

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階段から向こうが見えるパターン。躯体のゴツさが印象に残る。

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一階が店舗付き住宅のパターン。こういう賑わいの拠点があると、なんだか安心する。

 

暗くなってきたのであまり回れなかったのが心残りなので、もう一度リベンジしたい。