3月の終わりに気仙沼と陸前高田へ行っていた
謎のラーメン屋で塩ラーメンを食べた。
3月も下旬というのに東北は冷え込んでいて、その上小雨に打たれた。
こわばった筋肉がとろけるような感じがした。
気仙沼は一言で言うと何もなかった。
観光地というわけでもなく、普通に人々が日常生活を送る町という気がした。こういう町を旅したかったのだ。
モコモコのダウンを着た僕のそばを、男子高校生が自転車で追い越して行った。
彼にとってのなんてことない風景の中に、異物のような僕がいる。素敵だなあと思う。
陸前高田へはBRT?というので行った。
バスのシステムにそっくりだったが、普段バスにも乗らないのでまごついてしまった。
出来るだけ地元民のような顔をして降りた。
せん断破壊されている。
少し遠出をしたが、散歩は良かった。