眠れないとき
眠たいのだけど眠れない。そういう感じで午前2時くらいまで起きていてしまうことが最近よくある。
布団の上で仰向けになって目をつぶっていても、寝ていないということになる。明日の仕事の段取りとか、他人への苛立ちとかなんかがずっと浮かび上がってきてしまうのだ。妻に聞こえない程度の大きさの声であーーと言う。布団の擦れる音よりも低く太い声。静寂の中にちっぽけな不安がしみわたっていき、再び何もなかったように暗闇と月明かりだけが残った。
団地の前を原付が通る音がする。まだ誰か起きてる。もう少し昨日の続きでいてほしいような気もする。眠れないのか、寝たくないのか、本当のところはわからない。
下書きにいくつかの日記を置きっぱなしにしている。この続きを書こうと思うのだけど、うまくまとまらない。少しだけ肉付けすることもある。そういう歩みでもいいから、日記を残していこう。