一縷の光
Googleフォトを眺めていたら、とても良い写真を見つけた。
2016年の10月、新大阪駅の南側に出られる出口がどこなのかわからず迷っていて、
とにかく近場の出口から出ようと思い、闇雲なところから出た時にハッとして撮った写真だ。
今はもうこの場所への行き方は覚えてないけど、写真が好きでもない僕が、撮らなくちゃと感じたことだけは覚えている。この後は大阪の空気をしっかり感じたくて、わざわざ新大阪から天六まで、歩いていったんだった、確か。
淀川を渡るときは全身で夕焼けを浴びて、少し涙ぐんだ。
たぶん、当時の僕も僕なりに闇の中にいるような気分だったんだろう。今は今で暗いところにいるような気がする。新大阪を徘徊すれば、たぶんまたここにたどり着いてしまうのかもしれない。